こんにちは。じじまごです。
みなさん、日傘を使っているでしょうか?
私は今まで「ここは北海道なんだ」「試される大地の人間は太陽光に屈しない」精神でずっと日傘に抵抗していたのですが、一度使ったら想像以上に外出が快適になったため今ではほぼ毎日携帯して使っています。
日傘のことを良く知らずに謎の意地を張っていたことを後悔しています。
そこで、今回は日傘を使うと得られるメリットと日傘に備わっている性能をまとめてみました。
「日傘を使うか迷っている」「日傘を使いたいけど女性っぽくて抵抗感がある…」など、日傘に興味を持っている方のお役に立てると幸いです。
- 日傘を使うメリットが知りたい方
- 日傘の選び方を知りたい方
- 日傘を使う一歩が踏み出せない方
日傘を使うメリット
日傘を使うと恩恵がたくさん!夏のしんどさだけでなく、年中活用できそうです。
- 熱中症のリスクを軽減
- 紫外線対策が出来る
- 雨具としても利用可能
- 日傘を使いたいけど恥ずかしがってる人の背中をそっと押せる
熱中症リスクを軽減する日傘
日傘で直射日光を遮ることで、体感温度を下げることが出来ます。
傘に遮熱や遮光加工が施されていることがほとんどのため、炎天下の強い日差しからも守ってくれます。
真夏の昼下がりに直射日光を直接頭部に浴びると頭部の温度が約55℃まで上昇しますが、日傘を使用すると約40℃にまで下がるという結果も。
15℃も下がるのであれば熱中症予防にも大いに期待できます。
また、環境省が日傘を使うとどの程度暑さ対策が出来るのか測定した結果、10m間隔で街路樹を形成する効果に匹敵することや、日射を99%以上カットする日傘を使用すると発汗量が減ることなどが判明しました。
日傘は「持ち運べる木陰」とも言われていますが、まさにその通りですね。
これらの結果から、環境省は性別問わず日傘の活用が望ましいとしています。各自治体でも熱中症対策に日傘の使用を促すなど、暑さ対策に日傘は最適です。
紫外線対策が出来る日傘
シミ・シワ・たるみの原因となる紫外線。
美容面だけの問題では?と思われがちですが、程度がひどいと赤くなってヒリヒリしたり水ぶくれができる、皮膚ガンを引き起こす可能性もあるなど、健康を害する可能性があるため対策は必須です。
日傘はUVカット機能が付いているものがほとんどなので、頭上から降り注ぐ紫外線をブロックするのに役立ちます。
ここで注意したいのが、日傘だけでは紫外線対策は万全ではないことです。
地上に届く紫外線は頭上からだけでなく、照り返しなどで四方八方から反射して届くものが多いためです。日焼け止めを筆頭に他の紫外線対策アイテムを併用して防御力を上げていきましょう!
雨具としての日傘
晴雨兼用の日傘であれば、通常の雨具としても使えるので突然の雨でも安心です。
最近はちょっとした雨どころかゲリラ豪雨が増えてきました。雨や風にも対応可能な日傘を一本持っていると、一本の傘で天候問わず対応出来るので便利です。
誰かの背中をそっと押す日傘
日傘を使っている様子を見せましょう。その姿から「自分も日傘使おう」と行動に移せる人もいるはずです。
というか、私がそうでした。
日傘がいいことは分かっていても、気恥ずかしくて使うまでの一歩がずっと踏み出せなかったんです。
そんな矢先に日傘をさした男性を見かけたのですが、うだるような暑さで一帯がゾンビと化したコンクリートジャングルの街中で、彼だけが颯爽と歩いて涼しげでした。
「日傘仲間だ!」「日傘いいなぁ」「全然恥ずかしくない」「むしろ涼やかで見た目の雰囲気が良い」「快適そう」などなど、彼を見かけた数秒で頭の中でたくさん「いいね」を押したぐらい、良い意味で衝撃でした。
そして清涼感のある彼と滝汗の自分を比較して、やっぱり日傘使おう!となった次第です。
気になってるのに気持ちにブレーキがかかって使えないアイテムに手を伸ばすのは、容姿端麗なモデルが使っている姿を見ることだけでなく、自分と同じような環境にいる一般の方々が使用している姿を見たときかもしれません。
日差しに負けない!日傘の代表的な性能
日傘の商品説明でよく見かける対日差しの性能4つを見ていきます!
日差しの影響を「光(目に見えるもの)」「紫外線」「熱」に分け、それぞれどの程度防ぐことが出来るのかが表示されています。
最も日差しの影響を防げるものは「紫外線遮蔽率99.99%以上(UPF50+)」「遮光1級(遮光率99.99%以上)」「遮熱効果」のフルセットとなります。
紫外線遮蔽(しゃへい)率
紫外線をどれくらいさえぎられるか、という日本独自の規格です。「UVカット率」と表記されることもあります。
「紫外線遮蔽率○%」または「UVカット率〇%」のように記載されており、数値が高いほど紫外線をさえぎる効果が高いです。
UPF
UPFは「Ultraviolet Protection Factor(紫外線保護指数)」の略で、布地が紫外線をさえぎり肌に与える影響をどれだけ軽減しているのかを示している世界基準の規格です。
UPF15から効果が認められており、特に優れたものはUPF40からとなっています。
数値が高いほど紫外線をさえぎる効果が期待でき、UPF50が最高値ですがさらに高い効果がある場合はUPF50+と表示されます。
・「紫外線遮蔽率」「UVカット率」「UPF」が表すものは全て同じ!(紫外線をさえぎる効果)
・全て数値が高い方が効果が高い
遮光率
遮光カーテンのように目に見える光をさえぎる基準で、日本洋傘振興協議会によって定められました。
遮光1級、遮光2級、遮光3級の等級で表示されており、等級が上がるにつれて遮光率が高いです。
どの等級でも遮光率は99%以上であり、3級が99.40~99.80%未満、2級が99.80%以上~99.99%未満、1級が99.99%以上です。
遮熱効果
文字通り熱をカットすることができる機能です。今までの基準と異なり数値や等級がないため効果の比較はできませんが、熱を。
日傘を選ぶポイント
日常的に使うことを考えて、ストレスの少ないものを手に入れたいですよね。
せっかく買っても使うのが面倒になったから使わなくなってしまった…ということが無いように、以下のようなポイントで選んでみてください。
長傘か折りたたみ傘か
持ち運びの頻度や外出する時間の長さなど、状況に合わせたいところです。
長傘は大きいので傘でカバー出来る面積が広くなりますが、持ち運びが大変です。一方、折りたたみ傘は毎日持ち運べるコンパクトさが魅力ですが、傘の面積がやや小さくなるのでカバー出来る面積もやや小さくなります。
こまめな外出が多く公共交通機関をよく使用する場合はバックに収納できる折りたたみ傘、長時間外で過ごすことが多い場合は長傘で大きな影を作った方が快適です。
重さ
コンパクトな折りたたみ傘でも重さは様々。平均的な重さは300~400gですが、軽量タイプは200g程度となっています。
毎日持ち運ぶことを想定すると軽いものに惹かれますが、多少重くても作りがしっかりしている方が良いなど個人差があります。実際に傘を持ってみて自分に合った重さの傘を見つけると使いやすいです。
傘を開いた時の直径
傘を開いた時の直径の幅も押さえておきたいポイントです。
身長ごとに目安となるサイズがあり、一般的に背が高くなるほど傘の直径サイズは大きさが求められます。肩が濡れちゃったら嫌ですもんね。
基準となるサイズの中でも、直径が小さめであれば服装とのバランスを考えたファッション性を重視でき、大きめであれば多くの荷物や誰かを傘に入れられるゆとりがあります。
なお「このサイズが絶対」というものではなく、あくまでも傘選びの目安です。
体格、荷物の多さ、普段の服装などで人によって適切なサイズは違いますので、サイズを参考にしつつ自分に合った傘を選ぶことが大切です。
身長 | 傘の直径 | コンパクト | ゆったり |
---|---|---|---|
155cm | 91~101cm | 91~96cm | 96~101cm |
160cm | 94~104cm | 94~99cm | 99~104cm |
165cm | 97~107cm | 97~102cm | 102~107cm |
170cm | 100~110cm | 100~105cm | 105~110cm |
175cm | 103~113cm | 103~108cm | 108~113cm |
180cm | 106~116cm | 106~111cm | 111~116cm |
色やデザイン
好きなものを選びましょう!ただでさえ暑くて辛い外出なので、好みのもの使って少しでも快適にしたいものです。
昔は日傘コーナーはレースや花柄などの可愛らしいデザインばかりでしたが、今はモノトーンで格好いいデザインの日傘も多く販売されていますよ。
機能
日傘には日差し対策以外にも様々な機能が備わっているものも多いです。毎日の生活シーンに適したものを選んでいきましょう!
耐風性
せっかくの日傘が強風のせいで壊れてしまった…なんて悲しいですよね。
私が住んでる北海道は風が強めなので耐風性のある日傘を使ってますが、今までの耐風機能がついてない傘に比べると風で傘がひっくり返っても骨がゆがんだりしません。
これから壊れる可能性はもちろんありますが、長く使えそうだなと期待しています。
ワンタッチ機能
ボタンを押すだけで傘が開いたり閉じたりするので、片手が使えない時に便利な機能です。
荷物が多い、小さな子供を連れているなど、両手がふさがりやすいシーンで重宝しそうです。あと、片手で傘がシャキーン!って開いてガシャ!って閉じるのにテンションが上がります。
撥水性
晴雨兼用タイプに備わってると嬉しい機能。
雨に濡れたあとの水切れが良くなるため床がビシャビシャになりにくいですし、生地が乾くのも早くなるので折りたたみ傘なら早く鞄にしまえて手を空けることがことが出来ます。
まとめ
日傘って凄くいい!!!というのが少しでも伝わったのなら嬉しいです。
気合いで暑さを乗り越えていたんですけど、日傘の快適さの前に屈しました。
日傘最高!日傘は文明の利器!!
デメリットとしては荷物になることですが、コンパクトな折りたたみタイプの日傘にすれば解決できます。
ハッピー日傘ライフをどうぞお送りくださいますよう!
参考URL
熱中症対策におすすめの日傘の効果とは | ウェザーニュース (weathernews.jp)
日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~ | 報道発表資料 | 環境省 (env.go.jp)
気象庁|紫外線の性質 (jma.go.jp)
日傘選びの重要ポイント!「遮蔽・遮光・遮熱」の3つを理解していますか? | Precious.jp(プレシャス)
完全遮光日傘の遮光率100%と一級遮光日傘の遮光率99.99%を徹底比較 | シミ・シワ・たるみを防ぐ日傘の選び方 (bihakuhigasa.com)
傘のサイズガイド – 匠の傘の専門店 心斎橋みや竹 (rakuten.ne.jp)
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